ニューヨークでは2022年から世界三大珍味のフォアグラが食べれなくなるかもしれないというニュースが入ってきました。
ニューヨーク市議会は30日、無理やり太らせたカモやガチョウからとるフォアグラの提供を禁じる条例を可決した。
2022年に施行される。肥育法が「動物虐待だ」との批判が出ていた。米随一の大都市の同市でフォアグラを提供するレストランは1千軒に上るとされ、影響は大きそうだ。
フォアグラ生産では、のどにチューブを入れてエサを流し込み、肝臓を大きくする強制給餌(きゅうじ)が行われることが多い。近年は批判の高まりを受けて生産や販売を禁止する国が増え、米国ではカリフォルニア州が12年に禁止する州法を施行した。この州法は連邦地裁で連邦法違反とされたが、控訴審で覆された。
ニューヨーク市の条例では、レストランなどに対し、強制給餌で作ったフォアグラの保存や販売を禁じた。
ニューヨークでは、2022年から「無理やり太らせたカモやガチョウからとるフォアグラの提供を禁じる条例」が施行されます。
無理やり太らせたとはどうゆうことなのでしょうか。
また、無理やりじゃなければフォアグラは食べられるのでしょうか。
この記事では、「フォアグラが食べれなくなる?禁止いつから&場所は?2022年以降NYで食べる方法」を紹介します。
目次
世界三大珍味フォアグラが食べれなくなる?
知ってる。胃袋に無理やり食べ物を詰め込むんですよね。
そして故意に脂肪肝にする。
その脂肪肝がフォアグラ。好きなの、フォアグラ。
でも拷問の上に存在してるもの。
無くなって当然。
きっと日本でももうすぐ食べられなくなる。
それでいい。…いや、農薬然りいつだって世界と逆行する日本は? https://t.co/iiruc0M8OB
— 柴田淳🦄10/31デビュー18周年記念日🦋カバーAL「おはこ」発売中🍄 (@shibatajun) October 31, 2019
世界三大珍味の一つと言われているフォアグラが米国ニューヨークのレストランで食べられなくなるかもしれません。
今回の条例は、 無理やり食べさせる=強制給餌のフォアグラを禁止にするというものです。
ではフォアグラとはどんな生産方法なのでしょうか。
強制給餌で作るフォアグラ
フォアグラ用に飼育されるガチョウは大型品種を使っています。
まずは、生まれた雛を野外で放し飼いにし、牧草を食べさせ、強制給餌に耐えられる体力を付けさせます。
夏~秋くらいまで体力を付けたら、飼育小屋に入れ、消化がよいように柔らかくなるまで蒸したトウモロコシを強制給餌と呼ばれる“肥育”で1日に3回胃に入れるのを繰り返す。
1ヶ月の肥育で肝臓を取り出し、余分な脂肪・血管・神経を丁寧に除いてから、冷水に浸して身を締めたものがフォアグラです。
近年では機械化されて、2週間ほどで強制給餌を終わらせる方法もあるが、フォアグラの質は劣ります。
強制給餌なしに作るフォアグラ
強制給餌を行わずに飼育期間を長くしてフォアグラを生産します。
自然に近い状態で半野生のガチョウを放し飼いにし、秋頃の渡りの季節に肝臓に脂肪を蓄える習性を利用してフォアグラを生産しています。
全体の1割は、農場から本当に渡りに出てしまい出荷できなくなるガチョウもいます。
この方法だと渡りの時期が一定しないので多くは収穫出来ません。
この飼育法はガチョウに強制的に餌を食べさせることがなく、ガチョウ自ら餌をついばませる方法であるため、飼育期間は一年かかるといわれています。
費用がかかりますが、味に高い評価を得ているため価格は高価になります。
フォアグラ禁止いつから&場所は?
全米でも有数の美食の町ニューヨーク市が水曜日、フォアグラの販売の禁止を決定、国内最大のフォアグラメーカーは禁止取消しを求めて裁判で争う姿勢。
フランス語で“脂肪肝”を意味するフォアグラは強制給餌して肥大化した鴨やガチョウのレバーでフランスの名物だ。
— 月夜の蟹 (@moonnightcrab) October 31, 2019
- フォアグラ禁止になる時期…2022年以降
- 禁止になる場所…ニューヨーク
上記でフォアグラを作り出す2つの方法をご紹介しました。
今回のフォアグラ禁止条例は、”強制給餌で作ったフォアグラの保存や販売を禁じた”ということなので、強制給餌を行わずに飼育期間を長くしてフォアグラを生産する方法は禁止されていません。
では次に2022年以降にニューヨークでフォアグラを食べることが出来る方法をご紹介します。
生産も禁止?2022年以降NYでフォアグラを食べる方法は?
フォアグラ提供禁止かー。個人的には賛成かなぁ。あの餌やりの仕方見てたらフォアグラ食べたいなんて思わないし。
ってか、酷い飼育されてるのはフォアグラだけじゃないって言う人いるけどさ、そういう飼育を禁止する第一歩なんじゃないの?
— りぃ (@rii_0807) October 31, 2019
2022年以降ニューヨークのレストランでフォアグラを食べられる方法はあります。
実は今回の条例では、”強制給餌で作ったフォアグラの保存や販売を禁じた”ということなので、1年かけてじっくりつくるフォアグラの生産方法は禁止されていないのです。
しかし、”強制給餌で作ったフォアグラが禁止”となれば、”強制給餌を行わずに飼育期間を長くして作るフォアグラ”は価値が上がり、値段も高騰するでしょう。
そうだとしたらニューヨークのレストランでは、高級料理を提供するレストランのみでの提供となる恐れがあります。
2022年以降ニューヨークでフォアグラが食べたくなったら、高級なレストランで、高価なフォアグラを食べる方法のみとなります。
まとめ
どっちの言い分もわかるなあ。綺麗事とも言えるし残酷とも言える。
免許制にしたらどうかな。
飼育から屠殺を一回きちんと見た上でそれでも食べたい人には提供してあげればいい。コストが跳ね上がるから他の肉では無理でしょうが、NYでのフォアグラなら価格弾力性は低いでしょう。 https://t.co/sPXrvRn6Nu
— 多趣味おじさん (@drinkineveryday) October 31, 2019
以上、フォアグラが食べれなくなる?禁止いつから&場所は?2022年以降NYで食べる方法をご紹介しました。
まだ日本ではフォアグラを禁止にする法律はまだありませんが、これから米国だけでなく、世界的に禁止になるように思います。